認知症と老人
認知症と老人
現在では、日本国内でも認知症の老人の受け入れ可能な老人ホームが徐々にではありますが増えつつあります。また、入所前に問題がなくてもホームへの入所後に認知症になったケースや症状が悪化してしまったケースでも、老人ホームが本人の代理として福祉サービスの申請を代行してくれる場合もあります。
認知症(痴呆症ともいいます)は、高齢化社会に突入した日本では身近な病気となりつつあるわけです。
認知症は老化による物忘れとはまったく違うものです。認知症による物忘れの場合、複数の特徴を持ちます。たとえば、単なる老化のケースでは、名前が日付などがすぐに思い出すことができないだけです。
一方で認知症のケースでは、体験した事象全てを忘却してしまいます。最近の出来事に関して特に記憶が抜け落ちてしまうことが多いのも特徴です。さらに進行すると今の時間(年月日)や自分の現在の居場所の感覚がなくなります。
老化の場合は、こうしたことは起こりません。また、認知症の場合には、もっと進行すると幻覚や妄想までをともなうケースもよくあります。最終的に人格崩壊に繋がることすらあるのです。これが原因で社会生活を送ることが大変難しくなり、ベッドに寝たきりの生活になってしまいます。
日本でも認知症が進行したお年寄りがいわゆる「悪徳業者」につい騙され、全財産をとられてりまったという社会的な事件がありました。「成人後見制度」を活用することでこうした被害は減らすことができます、認知症だけではなく、知的障害や精神障害などの病気で判断能力が不自由な方々の代理として、不動産や預貯金の実質的な管理や、介護サービスなどの代行契約を結ぶといった行為を認める制度です。
人や物の名前が思い出せないだけではなく、数回にわたって同じ言葉や行動を繰り返すなど、単純に年のせいと思われない症状がアルツハイマー病です。アルツハイマー病は、脳内の神経細胞自体が通常の老化よりも更に急速に失われていくことで、認知症を引き起こす恐ろしい病気です。米国などでは有名な俳優さんも病気として告白している事例があります。
65歳以上の患者さんの実に5パーセントもの人が認知症との診断を受けています。そしてこの中でアルツハイマー病に由来している人は40パーセントにも及ぶといわれます。(その他、脳梗塞や脳出血による脳血管性の認知症が30パーセント)。
カテゴリー: 入居と暮らし



